３月１２日

９年前の３月１１日(金)東日本大震災が発生しまして
その夜に商売の師匠のお宅でそのテレビ報道を見て
師匠の奥さんが「酷いな・・・。かわいそうにな・・・。」と涙ぐんでおられました。
その日は師匠の体調が悪く、心細くなられたのか
僕に泊まって欲しいとお願いされました。
通常でしたらふたつ返事で泊めていただくのですが
２日後が確定申告締切日でしたので心配ながらも
「１５日に又来ますから」と帰宅しました。

その夜に師匠宅が火事になり、御二人とも旅立たれました。

今日３月１２日は師匠夫妻の御命日です。

僕が新入社員２２歳から４９歳まで本当にお世話になりました。
家内は師匠の店でバイトをしており、僕が一目惚れしました。
僕が独立開業できたのも、ご夫妻のお陰です。
独立開業後もお得意先として、うちの生活を支えてくれました。
うちの子供達を孫だと言って本当に可愛がってくれました。
困ったときはいつも相談に押し掛けてました。
書き出すときりがないくらいお世話になりました。

あー、こんなとき師匠ならどうおしゃるかな？と考えます。
事あるごとに、お二人を忍んで般若心経を唱えております。

南無大師遍照金剛